平成27年4月16日、駐福岡大韓民国総領事館(以下総領事館)への表敬訪問を行いました。訪問者は鹿児島会の鎌田会長および佐藤広明先生、福岡会の青崎逸郎先生、私李です。総領事館の朴総領事と金領事が、公務のお忙しい中、快く迎えてくださいました。金領事は赴任されたばかりで、私が通訳を務めました。当日はあいにくのお天気でしたが、我々行政書士の活動内容を紹介し、日本在住の韓国人のための建設的な話ができました。主な会談の内容は下記の3つです。
1.福岡会からの御礼
福岡会は、福岡県内で韓国家族法に関するセミナーの開催や、在日外国人相談会において総領事館からご協力をいただいており、その御礼を申し上げました。
2.密輸問題について
昨今の中国人による紙おむつ「メリーズ」の買占め事件に代表される密輸問題。転売目的で日本の商品を税関に申告せずに海外へ搬出する行為は、関税法違反となります。さらに本人が留学生などの場合においては、資格外活動として入管法違反にも問われることがあります。悪意のないままに密輸行為を働く外国人は少なくありません。この行為の違法性について警鐘を鳴らし、韓国人においても同様の問題が生じないよう、総領事館からの注意喚起をお願いしました。
3.韓国人留学生の国内就職の奨励
韓国人留学生が日本の企業に就職することによる、日韓両国の人材交流の促進を求めました。我々行政書士は在留資格を始め、外国人の生活の手助けをする専門家であり、在住の韓国人が日本で活躍するための支援を行っていることをお伝えしました。
最後に、朴領事および金領事に、今後も在住の韓国人が日本で安心して暮らせるように、九州各県の行政書士会がその支えとして努めることをお伝えしました。総領事館からも協力の一環として、九州各県行政書士会の外国人相談会の日程を広報していただくことになりました。総領事館と行政書士会の友好を深め、協力・連携し、新時代のグローバル化に貢献していくことを約束しました。朴総領事、金領事、ご多忙の中本当にありがとうございました。